第8回.セルの値をテキストボックスへ
ユーザーフォーム入門として基礎から解説します。
フュームのテキストボックスにワークシートのセル値を表示します。
シートの実行ボタンを押下したら、アクティブセルの行の値をフォームに表示してみましょう。
Initializeイベントプロシージャーの追加
右クリックします。
または、
「表示」→「コード」・・・ショートカットはF7です。
Private Sub UserForm_Click()
End Sub
勝手にClickのイベントプロシージャーが追加されます。
目的のInitializeイベントではないですね。
右上のイベント選択でInitializeを選択します。
Private Sub UserForm_Initialize()
End Sub
UserForm_Clickは不要なので、削除しておきましょう。
InitializeイベントプロシージャーのVBAコード
Private Sub UserForm_Initialize()
Dim i As Long
With Worksheets("顧客マスタ")
i = ActiveCell.Row
Me.txtコード.Text = .Cells(i, 1)
Me.txt漢字名称.Text = .Cells(i, 2)
Me.txtカナ名称.Text = .Cells(i, 3)
End With
End Sub
これで、アクティブセルの行の内容がフォームに表示されたはずです。
前回作成した、
Private Sub btnOk_Click()
Dim lastRow As Long
With Worksheets("顧客マスタ")
lastRow = .Cells(.Rows.Count, 1).End(xlUp).Row + 1
.Cells(lastRow, 1) = Me.txtコード.Text
.Cells(lastRow, 2) = Me.txt漢字名称.Text
.Cells(lastRow, 3) = Me.txtカナ名称.Text
End With
Unload Me
End Sub
この代入方向を逆にしただけですね。
ここまでが、ユーザーフォームの基本になります。
後は、いろいろなコントロールの使い方を覚えれば良いです。
なんとなく、いやな感じがします。
こういActive○○というような特殊なオブジェクトはなるべく使わないようにVBAを作成したいところです。
各モジュール間でのデータ受け渡し方法
しかし、他のコントロールの説明に入る前に、
フォームモジュール、標準モジュール、シートモジュール、
それぞれの間でのデータの共有方法、データの受け渡し方法をやります。
ここを覚えてしまえば、各コントロールの使い方は、それほど難しいものではありません。
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