ユーザーフォーム入門
ラベルの追加

Excelマクロのユーザーフォームの基礎、エクセルVBAの入門解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2020-03-05

第5回.ラベルの追加


ユーザーフォーム入門として基礎から解説します。
フュームが表示されたとき、ユーザーが何をしたらよいか分からないと困ります。
それには、日本語で分かりやすく表示しておく必要があります。
自由に固定の文字を表示するにはラベルを使います。


ラベルの追加

固定文字を表示するものが、ラベルです。
では、ラベルを追加します。
3個程追加してみましょう。

VBA マクロ ユーザーフォーム

VBA マクロ ユーザーフォーム

最初に配置する時は、適当な位置・サイズでよいです。
前回の、第4回.コントロールの位置・サイズ調整
・OKボタンの追加と移動 ・グリッドに合わせて移動&サイズ調整 ・プロパティで移動&サイズ調整
ここで説明したように、後でまとめて指定すれば良いです。

ラベルのプロパティ設定

さて、どんなソフトを作ろうか・・・
普通は、当然目的があって作るものなので、目的に沿った項目を追加してください。
解説記事としてはここで悩んでも仕方ないので、顧客管理的なものにしますね。

では、項目は、
コード、漢字名称、カナ名称
としましょう。

プロパティのCaptionにそれぞれ指定して下さい。
オブジェクト名は、lbl〇〇としましょう。

つまり、コードであれば、
オブジェクト名:lblコード
Caption:コード


「lbl」はプリフィックスになります、Labelの略称ですね、このように付けておくと後々が楽になります。
フォームにたくさんのコントロールを配置した時に、後で分かりやすくなります。

位置も合わせておきましょう。
ドラッグで3つのコントロールを選択し、Leftプロパティに、
ボタン「OK」のLeftと同一数値を入れます。

サイズについても同様に、3つのコントロールを選択した状態でWidth、Heightの値を設定することで同じ大きさにできます。
サイズ調整は、3つのラベルを選択して VBA マクロ ユーザーフォーム これを操作すると3つとも同時に拡大宿しようもできます。

VBA マクロ ユーザーフォーム

ボタンの大きさも含めて、全体を調整してください。
ただし、今後もっといろいろなコントロールを配置しますので、
あまり細かいところはこだわらず、大雑把な配置程度で十分です、
全てのコントロールを配置した後に最終調整すれば良いです。

縦書き

ラベルの文字列は横書きしか対応していません。
縦書きにするには、改行する必要がありますが、プロパティウインドウでは改行が入れられません。
そこで、メモ帳等から改行した文字をコピーしてきます。

VBA マクロ ユーザーフォーム

これをプロパティのCaptureに貼り付けます。

VBA マクロ ユーザーフォーム

VBA マクロ ユーザーフォーム

コマンドボタンのCaptureも同様の方法で縦書きにできます。


今回はここまでです。
次回にテキストボックスを配置して、ワークシートとデータをやり取りしてみましょう。
ではまた次回お会いしましょう。




同じテーマ「ユーザーフォーム入門」の記事

第2回.フォームのプロパティ

・フォームの全プロパティ ・フォームの主要なプロパティ ・ShowModalについて
第3回.コントロールの追加(コマンドボタン)
・ツールボックス ・コマンドボタンを配置 ・プロパティの変更 ・フォームを表示して動作確認
第4回.コントロールの位置・サイズ調整
・OKボタンの追加と移動 ・グリッドに合わせて移動&サイズ調整 ・プロパティで移動&サイズ調整
第5回.ラベルの追加
第6回.テキストボックス(TextBox)の追加
・テキストボックスの追加 ・テキストボックスの主要なプロパティ ・フォームを表示して確認
第7回.テキストボックス(TextBox)の値をセルへ
・前回までに作成したユーザーフォーム ・ワークシートの用意 ・OKボタンクリック時のイベントプロシージャー作成 ・ユーザーフォームのインテリセンス
第8回.セルの値をテキストボックスへ
・Initializeイベントプロシージャーの追加 ・InitializeイベントプロシージャーのVBAコード ・各モジュール間でのデータ受け渡し方法
第9回.標準モジュールとフォーム間のデータ受け渡しⅠ
・前回までに作成したVBA ・フォーム側でアクティブセルの行数を知る方法 ・標準モジュールのグローバル変数を使う ・標準モジュールからフォームのコントロールを操作する
第10回.標準モジュールとフォーム間のデータ受け渡しⅡ
・Subプロシージャーの引数を使う ・Functionプロシージャーの戻り値を使う ・標準モジュールとフォーム間のデータ受け渡しについて
第11回.コンボボックス(ComboBox)の追加
・コンボボックスの追加 ・コンボボックスのプロパティ・メソッド ・コンボボックスで選択した値を取得 ・コンボボックスの指定リストを選択状態にする ・複数列のコンボボックス
第12回.リストボックス(ListBox)の追加
・リストボックスの追加 ・リストボックスのプロパィ ・Listプロパティ ・Columnプロパティ ・RowSourceプロパティ ・選択されたリスト項目の取得 ・リストボックスの複数選択 ・IntegralHeightプロパティ


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