テキストの内容によって図形を削除する
テキストがある特定の文字列(例えば「未使用」)の場合に、その図形を削除するマクロVBAです。
テキストの内容によって図形を削除する参考VBA1
Sub sample1()
Dim ws As Worksheet: Set ws = ActiveSheet
Dim sp As Shape
For Each sp In ws.Shapes
On Error Resume Next
If sp.TextFrame.Characters.Text Like "*未使用*" Then
If Err.Number = 0 Then sp.Delete
End If
Next
End Sub
ShapeのTextFrameのCharactersのTextを取得しています。
オブジェクトの階層が深いので探すのが大変ですよね。
sp.TextFrame.Characters.Text
これがエラーとなってしまいます。
そこで、
On Error Resume Next
これを入れてエラー回避しています。
自分で実行したVBAで、実際にこれが原因でエラーになっていたのですが気づくのに時間がかかりました。
認識していない小さな図形がシートにあったのを見逃していたのです。
これがこの記事を書こうと思ったきっかけでもあります。
テキストの内容によって図形を削除する参考VBA2
Sub sample2_1()
Dim ws As Worksheet: Set ws = ActiveSheet
Dim sp As Shape
For Each sp In ws.Shapes
On Error Resume Next
If sp.TextFrame2.TextRange.Text Like "*未使用*" Then
If Err.Number = 0 Then sp.Delete
End If
Next
End Sub
Sub sample2_2()
Dim ws As Worksheet
Set ws = ActiveSheet
Dim sp As Shape
For Each sp In ws.Shapes
On Error Resume Next
If sp.TextFrame2.TextRange.Characters.Text Like "*未使用*" Then
If Err.Number = 0 Then sp.Delete
End If
Next
End Sub
TextFrame2は後年になって追加されたTextFrameの後継オブジェクトです。
現在なら、TextFrameよりTextFrame2を使用した方が好ましいといえます。
TextRange.Text
TextRange.Characters.Text
テキストを取得するだけなら前者でよいでしょう。
以下も参考にしてください。
テキストの内容によって図形を削除する参考VBA3
Sub sample3()
Dim ws As Worksheet: Set ws = ActiveSheet
Dim sp As Shape
For Each sp In ws.Shapes
On Error Resume Next
If sp.TextEffect.Text Like "*未使用*" Then
If Err.Number = 0 Then sp.Delete
End If
Next
End Sub
せっかくなので、ちょっと変わったアプローチのVBAも紹介しておきます。
これを使うことはないと思います。
あくまでこのような経路でも取得できるという一例です。
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