VBA関数
CStr関数

Excelマクロで必須のVBA関数を入門・初級・初心者向けに詳細解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2021-10-13

CStr関数


CStr関数は、引数をString型(文字列型)に変換します。


CStr関数

CStr(expression)

expression
任意の文字列式または数式を指定します。
この引数は必ず指定します。

Str関数は、正の数値の場合は先頭に半角空白が入りますが、
CStr関数は、この半角空白が入りません。

CStr関数の使用例

CStr(123.456) ・・・ "123.456"
CStr(True) ・・・ "True"
CStr(10/3) ・・・ "3.33333333333333"

文字列型 (String)について

数値ではなく文字自体を表すデータ型です。
文字列型 (String) は、文字、数値、スペースおよび句読点を含むことができます。

文字列には、可変長文字列と固定長文字列の 2 種類があります。
可変長文字列は、最大で約 20億 (2^31) 文字を格納できます。
固定長文字列には、1~約64K (2^16) の文字を含めることができます。
VBAのString型の最大文字数について
ツイッターで出したVBAのお題です。String型はVBAリファレンスでは、「可変長文字列は、最大で約20億(2^31)文字を格納できます。」と書かれています。これについて、本当は何文字まではいるのかについての問題です。

型宣言文字 $ は文字列型 (String) を表します。

データ型変換関数一覧

関数名 戻り値の種類 引数の範囲
CBool関数 Boolean 任意の有効な文字列式または数式を指定します。
CByte関数 Byte 0 から 255。
CCur関数 Currency -922,337,203,685,477.5808 ~ 922,337,203,685,477.5807。
CDate関数 Date 任意の有効な日付式。
CDbl関数 Double 負の値の場合は -1.79769313486231E308 ~ -4.94065645841247E-324
正の値の場合は4.94065645841247E-324 ~ 1.79769313486232E308。
CDec関数 Decimal ゼロスケールの値 (小数部分がない値) の場合は 79,228,162,514,264,337,593,543,950,335 です。
小数点以下が 28 桁の値の場合は 7.9228162514264337593543950335 です。
0 以外で可能な最小値は 0.0000000000000000000000000001 です。
CInt関数 Integer -32,768 から 32,767。
小数点以下は丸められます。
CLng関数 Long -2,147,483,648 から 2,147,483,647。
小数点以下は丸められます。
CLngLng関数 LongLong -9,223,372,036,854,775,808 から 9,223,372,036,854,775,807。
小数点以下は丸められます (64 ビット プラットフォームのみで有効)。
CLngPtr関数 LongPtr 32 ビットのシステムでは -2,147,483,648 ~ 2,147,483,647
64 ビットのシステムでは -9,223,372,036,854,775,808 ~ 9,223,372,036,854,775,807。
32 ビットと 64 ビットのどちらのシステムでも、小数部分は丸められます。
CSng関数 Single 負の値の場合は -3.402823E38 ~ -1.401298E-45
正の値の場合は 1.401298E-45 ~ 3.402823E38。
CStr関数 String CStr の戻り値は、引数に依存します。
CVar関数 Variant 数値の場合はDoubleと同じ範囲です。
数値以外の場合はStringと同じ範囲です。


Office VBA リファレンス データ型変換関数


※VBA関数一覧
マクロVBA関数の一覧と解説です、どんな関数があるかは一度は確認しておくとをお勧めいたします。どんな関数があるだけでも知っておけば、詳細の使い方は実際に使うときに調べても良いでしょう。文字列操作…34 分岐…3 型変換…14 データ判定…10 日付時刻…20 配列…6 ファイル操作…14 数学/財務…28 その他……



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