VBA入門
エラー処理(On Error)

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2021-09-21

第60回.エラー処理(On Error)


マクロVBAを実行していると、エラーメッセージが表示されマクロ実行が停止してしまう事があります。
マクロがエラー停止しては自動化の目的が達成されませんので、エラー停止しないようにしなければなりません。


エラーが出ないようにVBAを記述出来ればそれに越したことはありませんが、一切エラーを出さないようにVBAを書くことはかなり困難なものです。
また、エラーを回避する方法が存在しない場合もVBAにはありますので、エラーを上手く利用する事もVBAでは必須技術になります。


マクロVBAのエラー発生例

マクロVBA実行において、以下のようなメッセージが表示される事があります。


VBA マクロ エラー処理

表示されるメッセージ内容は、その時々で変わりますが、
まあ、大抵は意味不明な日本語ですね(笑)

これは、マクロの記述の中に、実行不能な事が書かれていてエラーが発生しているのです。

しかし、時にはエラーが発生しても処理を続けたいとか、
エラー発生したら、それに対応する為の処理をしたいとか、
そのような事が必要な場合もVBAでは結構あるものです。


エラー処理のステートメント

エラーに対処するステートメントは以下の3つになります。

On Error GoTo 行ラベル
On Error Resume Next
On Error GoTo 0

On Error GoTo 行ラベル

 エラーが発生すると、行ラベルの位置に制御が移ります。
行ラベルは、On Errorステートメントと同じプロシージャ内にある必要があります。

On Error Resume Next

エラーが発生しても、エラーが発生したステートメントの次のステートメントから実行を継続します。

オブジェクトにアクセスするときは、 On Error GoTo の代わりにこの形式を使用してください。
※VBAリファレンスにはこのように記載されていますが、明確な理由ははっきりしません。

On Error GoTo 0

現在のプロシージャに含まれる使用可能なエラー処理ルーチンを無効にします。
On Error GoTo 0 ステートメントを指定していない場合は、プロシージャの終了時に自動的に無効になります。

On Error の有効範囲

On Error GoTo 行ラベル

On Error Resume Next
これらは、このステートメント以降、
On Error GoTo 0が出てくるか、プロシージャが終了するまでが有効範囲となります。


エラー処理は難解な部分も多く、その挙動をしっかり理解しないとなかなか使いこなせないものです。
On Error GoTo 行ラベルOn Error Resume Nextについては、
次回以降で詳細を説明していきます。


実行時エラー関連記事

第61回.「On Error GoTo」と「Exit Sub」
・On Error GoTo 行ラベル ・Exit Sub ・On Error の有効範囲とその動作について ・最後に
第62回.「On Error Resume Next」とErrオブジェクト
・On Error Resume Next ・Errオブジェクト ・On Error Resume Next の使用例 ・「On Error Resume Next」の最後に
第134回.Errオブジェクトとユーザー定義エラー
・Errオブジェクト ・Errオブジェクトのエラー情報が解除されるのは ・Err.Raiseメソッド ・Errorステートメント ・Error関数 ・CVErr関数 ・エラー番号およびエラーメッセージ ・実行時エラー関連記事
実行時にトラップ可能なエラー番号一覧と対処
・マクロVBAでのエラーとは ・VBA実行時のエラー番号一覧 ・実行時にトラップ可能なエラー番号一覧の最後に
よくあるVBA実行時エラーの解説と対応
・データ型のエラー ・計算時のエラー ・インデックスのエラー ・オブジェクトの設定エラー ・メソッド・プロパティのエラー ・引数のエラー ・実行時エラー関連記事




同じテーマ「マクロVBA入門」の記事

第57回.Applicationのプロパティ(マクロ高速化と警告停止等)

・Applicationの主要プロパティ ・ScreenUpdating(マクロVBAの高速化) ・DisplayAlerts(警告停止) ・Interactive(ユーザー操作の禁止) ・Calculation(計算方法) ・StatusBar ・Cursor ・その他
第58回.コレクションとは(Collection)
・コレクションの中から単一オブジェクトを指定する場合 ・セルであるRangeオブジェクトのコレクションは? ・コレクションの要素数 ・Collectionオブジェクト
第59回.コレクション処理(For Each)
・For Each の構文 ・Exit For ・For Each の使用例 ・RangeオブジェクトのFor Each ・For Each サイト内の参考ページ
第60回.エラー処理(On Error)
第61回.「On Error GoTo」と「Exit Sub」
・On Error GoTo 行ラベル ・Exit Sub ・On Error の有効範囲とその動作について ・最後に
第62回.「On Error Resume Next」とErrオブジェクト
・On Error Resume Next ・Errオブジェクト ・On Error Resume Next の使用例 ・「On Error Resume Next」の最後に
第63回.ブックを開く(Open,Add)
・Workbooks.Openメソッド ・Openメソッドの使用例 ・Openメソッドの戻り値の使い方 ・Workbooks.Addメソッド ・Openメソッドの関連記事
第64回.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs)
・ブックを閉じる ・ブックを上書き保存 ・ブックに名前を付けて保存 ・ブックのコピーを保存 ・ブックを閉じる・保存の実践例
第65回.シートの挿入、名前の変更(Add,Name)
・シートの挿入 ・シートの名前変更 ・シート挿入、名前変更の実践例
第66回.シートのコピー・移動・削除(Copy,Move,Delete)
・シートのコピー・移動 ・シートの削除 ・シートのコピー・移動・削除の関連記事
第67回.総合練習問題7
・マクロVBA練習問題 ・シンキングタイム ・マクロVBA練習問題解答へ


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

エクセルが起動しない、Excelが立ち上がらない|エクセル雑感(2024-04-11)
ブール型(Boolean)のis変数・フラグについて|VBA技術解説(2024-04-05)
テキストの内容によって図形を削除する|VBA技術解説(2024-04-02)
ExcelマクロVBA入門目次|エクセルの神髄(2024-03-20)
VBA10大躓きポイント(初心者が躓きやすいポイント)|VBA技術解説(2024-03-05)
テンキーのスクリーンキーボード作成|ユーザーフォーム入門(2024-02-26)
無効な前方参照か、コンパイルされていない種類への参照です。|エクセル雑感(2024-02-17)
初級脱出10問パック|VBA練習問題(2024-01-24)
累計を求める数式あれこれ|エクセル関数応用(2024-01-22)
複数の文字列を検索して置換するSUBSTITUTE|エクセル入門(2024-01-03)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.ひらがな⇔カタカナの変換|エクセル基本操作
3.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
4.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
5.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
6.RangeとCellsの使い方|VBA入門
7.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs)|VBA入門
8.セルのクリア(Clear,ClearContents)|VBA入門
9.並べ替え(Sort)|VBA入門
10.メッセージボックス(MsgBox関数)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。


このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ