CSVのA列が日付の行だけを取り込む
「パワク5本目」
Power Query(M言語)の問題と解答・解説
ツイッターで問題を出して、それに解答と解説をしていく形でPower QueryとM言語の理解を深めていきます。
パワク5本目
列数不定のCSVのA列が日付の行だけをパワクで取り込んでください。
4本目の続きです。4本目にA列日付で抽出するステッブを追加してください。
A列は日付型で取り込んでください。
A列の列名は任意。
#PowerQuery #M言語
解答コード
let
ソース = Csv.Document(File.Contents("D:\パワク練習\CSV\test.csv"),
[Delimiter=",", Columns=null, Encoding=TextEncoding.Utf8, QuoteStyle=QuoteStyle.None]),
昇格されたヘッダー数 = Table.PromoteHeaders(ソース, [PromoteAllScalars=true]),
変更された型 = Table.TransformColumnTypes(昇格されたヘッダー数,{{"日付", type date}}),
削除されたエラー = Table.RemoveRowsWithErrors(変更された型, {"日付"})
in
削除されたエラー
Table.TransformColumnTypes
これで日付型に変更し、
Table.RemoveRowsWithErrors
これで日付に変換できなかった行を削除しています。
この2つについては後述します。
GUI操作での作成
以下のGUI操作は一例です。
ヘッター名の左の「ABC」の部分をクリックします。
「日付」を選ぶと、
「日付」が「Error」となっている行を削除します。
これで完成ですね。
作製されたクエリは以下になります。
作製されたクエリは以下になります。
let
ソース = Csv.Document(File.Contents("D:\パワク練習\CSV\test.csv"),
[Delimiter=",", Columns=null, Encoding=TextEncoding.Utf8, QuoteStyle=QuoteStyle.None]),
昇格されたヘッダー数 = Table.PromoteHeaders(ソース, [PromoteAllScalars=true]),
変更された型 = Table.TransformColumnTypes(昇格されたヘッダー数,{{"日付", type date}}),
削除されたエラー = Table.RemoveRowsWithErrors(変更された型, {"日付"})
in
削除されたエラー
Table.TransformColumnTypes
Table.TransformColumnTypes(table as table, typeTransformations as list,
optional culture as nullable text) as table
オプションのパラメーター culture で指定されたカルチャ (例: "en-US") を使用して、パラメーター typeTransformations
で指定された列に変換操作を適用する (形式は { 列名, 型名}) ことにより、入力 table からテーブルを返します。
列が存在しない場合、例外がスローされます。
typeTransformations as list列が存在しない場合、例外がスローされます。
変更された型 = Table.TransformColumnTypes(昇格されたヘッダー数,{{"日付", type date}})
typeTransformations as list
これに、
{{"日付", type date}}
GUI操作で作成されたものですが、{{...}}と二重に作成されています。
今回は1列だけなので、{...}だけでも良いはずですね。
{"日付", type date}
としても問題ありませんが、あえて変更しなくても良いとは思います。
typeTransformations as list
これに、
{{"日付", type date}}
GUI操作で作成されたものですが、{{...}}と二重に作成されています。
今回は1列だけなので、{...}だけでも良いはずですね。
{"日付", type date}
としても問題ありませんが、あえて変更しなくても良いとは思います。
optional culture as nullable text
カルチャを指定します。
現在のカルチャは、
Culture.Current
これで取得できます。
指定するテキストは、
"en-US"
"ja-JP"
これらになるのですが、指定可能な一覧が見つかりませんでした。
Windowsで使用されている一番的な「言語/地域」なら大抵指定できるとは思いますが、あまり必要性はないと思います。
現在のカルチャは、
Culture.Current
これで取得できます。
指定するテキストは、
"en-US"
"ja-JP"
これらになるのですが、指定可能な一覧が見つかりませんでした。
Windowsで使用されている一番的な「言語/地域」なら大抵指定できるとは思いますが、あまり必要性はないと思います。
Table.RemoveRowsWithErrors
Table.RemoveRowsWithErrors(table as table, optional columns as nullable list) as table
少なくともセルの 1 つにエラーがある行を削除した上で、入力テーブルからテーブルが返されます。
列リストが指定されている場合、指定の列のセルのみでエラーが調べられます。
列リストが指定されている場合、指定の列のセルのみでエラーが調べられます。
Table.RemoveRowsWithErrors(変更された型, {"日付"}
{"日付"}を指定しているので、「日付」列がエラーの行のみ削除されます。
{"日付"}を指定しているので、「日付」列がエラーの行のみ削除されます。
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