VBA練習問題
VBA100本ノック 22本目:FizzBuzz発展問題

VBAを100本の練習問題で鍛えます
最終更新日:2021-01-17

VBA100本ノック 22本目:FizzBuzz発展問題


一般的なFizzBuzz問題を少しだけエクセル用に発展させた問題です。


ツイッター連動企画です。
ツイートでの見やすさを考慮して、ブック・シート指定等を適宜省略しています。

VBAテスト用のサンプルデータはご自身でご用意ください。


出題

出題ツイートへのリンク

#VBA100本ノック 22本目
たまにはちょっと遊んでみましょう!
A列に1からの連番を出力してください。
ただし、
・3で割り切れる場合はB列に"Fizz"を出力。
・5で割り切れる場合はC列に"Buzz"を出力。
・両者で割り切れる場合はD列に"FizzBuzz"を出力。
※出力する数値範囲は適当に

マクロ VBA 100本ノック


VBA作成タイム

この下に頂いた回答へのリンクと解説を掲載しています。
途中まででも良いので、できるだけ自分でVBAを書いてみましょう。


他の人の回答および解説を見て、書いたVBAを見直してみましょう。


頂いた回答

解説

割り切れるかは、剰余が0なら割り切れると判定できますね。
VBAで剰余はMod演算子を使います。
3,5,15で割り切れるかの判定は、最初に15で割り切れるか判定が必要です。
ここまで分かれば、IF...ElseIfまたはSelect Caseを使って書けます。

Sub VBA100_22_01()
  Dim i As Long
  Cells.Clear
  For i = 1 To 100
    If i Mod 15 = 0 Then
      Cells(i, 4) = "FizzBuzz"
    ElseIf i Mod 3 = 0 Then
      Cells(i, 2) = "Fizz"
    ElseIf i Mod 5 = 0 Then
      Cells(i, 3) = "Buzz"
    Else
      Cells(i, 1) = i
    End If
  Next
End Sub

Sub VBA100_22_02()
  Dim i As Long
  Cells.Clear
  For i = 1 To 100
    Select Case True
      Case i Mod 15 = 0
        Cells(i, 4) = "FizzBuzz"
      Case i Mod 3 = 0
        Cells(i, 2) = "Fizz"
      Case i Mod 5 = 0
        Cells(i, 3) = "Buzz"
      Case Else
        Cells(i, 1) = i
    End Select
  Next
End Sub

もう少し考えていくと、
3,5の時に1列右、15の時にさらに1列右
既定で1列として、3または5で割り切れるときに+1すれば良い事になります。
このような考えでコード書いてみます。

Sub VBA100_22_03()
  Dim i As Long, c As Long, fb As String
  Cells.Clear
  For i = 1 To 100
    c = 1: fb = ""
    If i Mod 3 = 0 Then: c = c + 1: fb = "Fizz"
    If i Mod 5 = 0 Then: c = c + 2: fb = fb & "Buzz"
    Cells(i, c) = IIf(c = 1, i, fb)
  Next
End Sub


工夫することで、いろいろなコードで書くことができます。
発想を変えれば、かなり短いコードにも出来そうです。
回答にはとても短いものや、ループを使わないというものまであります。
お遊びの腕試しですが、いろいろチャレンジしてみるのも良いと思います。


補足

今回は補足はありません。


サイト内関連ページ

第15回.四則演算と注釈(コメント)
エクセルは表計算ソフトですから、計算が出来なくては話になりません。四則演算(加減剰余)は必須です。この四則演算で使う算術演算の演算子は、ワークシートの演算子と同じです。あわせて、注釈(コメント)の書き方も覚えましょう。
第20回.条件分岐(If)
・Ifステートメントの構文 ・IFステートメントの条件式 ・Ifステートメントの使用例文 ・Ifステートメントのネスト(入れ子) ・サイト内のIfステートメント参考ページ ・最後に
第21回.条件分岐(ElseIf)
前回のIFステートメントでは、真か偽の二択でした。今回は、もっと多くの分岐が必要な、Ifステートメントで多肢条件分岐の場合の書き方です。ステートメントとしては、Ifステートメントです。IfステートメントのElseIfの構文 If条件式1Then 条件式1が真の処理 [ElseIf条件式2Then 条件式2が真の処理…
第22回.条件分岐(Select Case)
・Select Caseステートメントの構文 ・Select Case の例文 ・Select Case の応用




同じテーマ「VBA100本ノック」の記事

19本目:図形のコピー
20本目:ブックのバックアップ
21本目:バックアップファイルの削除
22本目:FizzBuzz発展問題
23本目:シート構成の一致確認
24本目:全角英数のみ半角
25本目:マトリックス表をDB形式に変換
26本目:ファイル一覧作成
27本目:ハイパーリンクのURL
28本目:シートをブックに分割
29本目:画像の挿入


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

エクセル試験3:月間の所定労働時間|エクセル練習問題(2023-10-04)
エクセル試験2:所得税の計算|エクセル練習問題(2023-10-04)
エクセル試験1:曜日別の平均客単価|エクセル練習問題(2023-10-04)
列全体を指定する時のRangeとColumnsの違い|ツイッター出題回答 (2023-09-24)
シートのActiveXチェックボックスの指定方法|ツイッター出題回答 (2023-09-24)
ByRef引数の型が一致しません。|ツイッター出題回答 (2023-09-22)
シートコピー後のアクティブシートは何か|ツイッター出題回答 (2023-09-19)
Excel関数の引数を省略した場合について|ツイッター出題回答 (2023-09-14)
セル個数を返すRange.CountLargeプロパティとは|VBA技術解説(2023-09-08)
記号を繰り返してグラフ作成(10単位で折り返す)|ツイッター出題回答 (2023-08-28)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.RangeとCellsの使い方|VBA入門
3.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
4.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
5.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
6.マクロとは?VBAとは?VBAでできること|VBA入門
7.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs)|VBA入門
8.条件分岐(IF)|VBA入門
9.並べ替え(Sort)|VBA入門
10.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。



このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ