参照設定、CreateObject、オブジェクト式の一覧
VBAでエクセル外のオブジェクトを使うときには、
事前バインディングと遅延バインディング(実行時バインディング)の2通りがあります、
この時それぞれ何を指定したらよいのか、指定する文字列が長いので結構探してしまうことが度々あります。
参照設定、CreateObjectのclass、オブジェクト式
これらの対比表を一覧にまとめてみました。
ネットで見つけたサンプルが、遅延バインディング(実行時バインディング)で書かれていて、
これを事前バインディングに変更しようとしたとき、
また、その逆の場合、
指定すべき文字列を探す時の手助けとしてまとめてみました。
事前バインディングと遅延バインディング(実行時バインディング)
Microsoft Scripting Runtime
Set myDic = New Dictionary
Set myDic = CreateObject("Scripting.Dictionary")
上記の太字部分、
参照設定、AsやNew、CreateObject
名称がそれぞれ違うため、コーディングの時に迷ってしまいます。
以下の表では、この3つの指定文字列を対比表にしています。
class :CreateObject("XXXXX") での指定文字列
オブジェクト式 :As XXXXX、New XXXXX での指定文字列
参照設定 | class(CreateObject) | オブジェクト式(As,New) |
Microsoft Access X.X Object Library | Access.Application | Access.Application |
Microsoft Excel X.X Object Library | Excel.Application | Excel.Application |
Microsoft Word X.X Object Library | Word.Application | Word.Application |
Microsoft Word X.X Object Library | Word.Document | Word.Document |
Microsoft PowerPoint X.X Object Library | PowerPoint.Application | PowerPoint.Application |
Microsoft Outlook X.X Object Library | Outlook.Application | Outlook.Application |
Microsoft CDO for Windows 2000 Library | CDO.Message | CDO.Message |
Microsoft Internet Controls | InternetExplorer.Application | InternetExplorer |
Microsoft HTML Object Library | htmlfile | HTMLDocument |
Microsoft XML, v3.0 | Microsoft.XMLDom | DOMDocument |
Microsoft XML, v6.0 | MSXML2.XMLHTTP | MSXML2.XMLHTTP60 |
Microsoft ActiveX Data Objects X.X Library | ADODB.Connection | ADODB.Connection |
Microsoft ActiveX Data Objects X.X Library | ADODB.Recordset | ADODB.Recordset |
Microsoft ActiveX Data Objects X.X Library | ADODB.Stream | ADODB.Stream |
Microsoft DAO 3.6 Object Library | DAO.DBEngine.120 | DAO.DBEngine |
Microsoft Scripting Runtime | Scripting.Dictionary | Dictionary |
Microsoft Scripting Runtime | Scripting.FileSystemObject | FileSystemObject |
Windows Script Host Object Model | Wscript.Shell | WshShell |
Microsoft Shell Controls And Automation | Shell.Application | Shell32.Shell |
Microsoft VBScript Regular Expressions X.X | VBScript.RegExp | RegExp |
Microsoft WMI Scripting VX.X Library | WbemScripting.SWbemLocator | WbemScripting.SWbemLocator |
Microsoft Forms 2.0 Object Library | new:{1C3B4210-F441-11CE-B9EA-00AA006B1A69} | MSForms.DataObject |
Microsoft Forms 2.0 Object Library | Forms.TextBox.1 Forms.CheckBox.1 Forms.ComboBox.1 Forms.Label.1 Forms.ListBox.1 , etc. |
Forms.TextBox.1 Forms.CheckBox.1 Forms.ComboBox.1 Forms.Label.1 Forms.ListBox.1 , etc. |
ここに掲載したものは、
私が今までに使ったことのあるものを基本としているので、多少の偏りがあるかもしれません。
一度くらい使っても忘れているものもあると思います。
今後、上記以外を使うことがあったり思い出した時点で随時追加していこうと思います。
以下のブログにより詳しい情報もあります。
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