第2回.マクロを書いて動かす(SubとF5)
マクロを実際に書いて動かしてみましょう、
知識の積み上げも必要ですが、それ以上に必要なのが体験の積み上げです、
マクロVBA習得においては、
とにかく書く、
とにかく動かす、
この経験に勝るものはありません。
マクロ有効ブックの作成
っと、その前にブックを用意しましょう。
・新規ブックを名前を付けて保存します。
ただし、ファイルの種類に気をつけてください。
必ず、マクロ有効ブックにしてください。

これでは、マクロが保存できないのです。

「Excel マクロ有効ブック」となっていることを確認してください。
マクロVBAを書いてみる
標準モジュールが挿入してなければ、標準モジュールを挿入して下さい。
標準モジュールを挿入したはずなのに見当たらない場合は、

標準モジュールがあり、その下に、Module1があれば、標準モジュールは挿入済みなので、
このModule1をダブルクリックしてください。

subは小文字で入力します。
すると、

subの先頭のsが大文字のSとなり、後ろに()が付きます。
そして、下に、End Subが追加されます。
SubからEnd Subの間に、やりたいことをマクロの言語であるVBAで書いていきます。
上では何も書いていませんので、マクロの器だけ用意した事になります。
さすがにこれでは、何もしないマクロってことになりますので、何か書き加えてみましょう。
それには、「TAB」キーを押します。
「TAB」キーは(大抵のPCでは)キーボードの一番左の上から3番目です。

では、

msgboxは小文字で入力します。
すると、

msgboxのmとbが大文字に変わりMsgBoxとなります。
・英単語をそのまま
・英単語を連結している
・英語の頭文字で略している
ほぼこの3通りおよびその組み合わせになっています。
MsgBoxは、MessageBoxの略になっていますね。
マクロVBAの実行
マクロの実行方法は、
入力カーソル(縦棒の点滅、下の画像では、MsgBoxの下)が、
Sub~End Subの間にある状態で行います。

または、メニューの実行
ショートカットとしてはF5が用意されています。

ちゃんとメッセージボックスが表示されたはずです。
メッセージボックスはOKボタンを押して閉じてくださいね。
以上が、マクロを書いて実行する手順です。
複数のマクロVBAを書く

subの中は、TABでインデントを付ける
大文字で書こうが、インデントを付けなかろうが、マクロは動きます。
でも、でも、これは絶対に守ってください。
マクロが自在に書けるようになった時、この重要性が分かリます。
それまでは、そのように書くものだと理解してください。
このように、一つの標準モジュールに複数のマクロが書けます。
いくつでも好きなだけマクロを追加していけます。
プロシージャーとは
プロシージャーといいます。
呼び方など知らなくてもマクロを書けますが、今後の説明の便宜上必要なので書きました。
今後は、マクロという言い方と、プロシージャーという言い方が混在することもあるかもしれませんが、同じこととしてとらえてください。
1つのマクロの塊をVBAではプロシージャーと呼ぶというだけの事です。
上のマクロで書いた、
練習1や練習2がマクロの名前になります。
この名前の付け方に若干の制限があります。
・英記号は_アンダーバーのみ(半角・全角とも)
・先頭に数字は使えない
・一つの標準モジュール内では、同じ名前は付けられない
何より、日本語で書けば、上記の制限はほとんど気にならないはずです。
「マクロを書いて動かす」のまとめ
・sub 名前 ここまで入れたらEnter
・Subの中では、TABキーでインデント
・Sub~End Subの間に入力カーソルを置いて実行F5
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第7回.マクロを実行するには(F5)
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