第28回.セル・行・列の選択(Select,ActivateとCurrentRegion)
マクロVBAで、セル、行、列を選択するときの記述について説明します。
選択セルとアクティブセルについて、 説明する必要があります。
選択セルとアクティブセル
選択セルは、B2~C6の10個のセルです。
アクティブセルは、B2セルになります。
Ctrlを押しながら選択した場合は、複数の領域が選択できます。
アクティブブックのアクティブシートにのみ存在します。
マクロでアクティブセルを参照する時は、
このセルに"文字"を入れる場合は、
使う事はあまり無いでしょうと言うより、あまり使わない方が良いでしょうと理解してください。
セルの選択
または、
Cells(行, 列).Select
これらを参考にして下さい。
セルをアクティブにする
または、
Cells(行, 列).Activate
例えば、
Range("A1:B10,E11:F20").Select
これを実行した状態で、
Range("F18").Activate
とすれば、セルの選択状態は変わらず、アクティブセルのみF18に移動します。
しかし、
Range("F18").Select
とした場合は、
他のセルの選択状態は解除され、F18セルのみ選択されアクティブになります。
行の選択、列の選択
RowsとColumnsにおいてもActivateは出来ますが、使用頻度は極めて低いでしょう。
Rows(行位置).Activateなら、当該行の1行がアクティブになります。
Columns(列位置).Activateなら、当該列のA列がアクティブになります。
セル領域の選択
現在の選択範囲は、空白の行と空白の列の任意の組み合わせで囲まれた範囲です。
Range("B2").CurrentRegion.Select
上記の"B2"はB2:D6の範囲であればどのセルを指定しても選択されるセル範囲は同じになります。
B4,C3,D5,C6のように部分的な空欄はセル領域として認識されます。
7行目は空行となっているので、8行目以降は範囲に含まれません。
メソッドとはプロパティとは
Activate
メソッドとは方法・方式で、
オブジェクトに対する動作・操作を指定します。
上記以外でも、次回出てくる、セルの削除・挿入もメソッドになります。
エクセルの言葉を理解する(オブジェクト、プロパティ、メソッド)
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