VBAが消えてしまった!マクロが壊れて動かない!
2020年4月15日に配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラムの不具合で、
なんと、VBAが全て消えてしまうという事が発生しています。
今後もあり得る事なので、このような場合の対策について記しておきます。
VBAが消えてしまうとはどんな状態なのか
ロールバックによる対処
4月配信の更新プログラムによる不具合は、3月時点のバージョンへ戻す事により復旧できます。
Office365(Micorsoft365)/2019/2016/2013 はロールバック、Office2010はKBのアンインストールで行ないます。
また、同様の内容を画像付きでより詳しく解説しているページも多数ありますので参考にしてください。
また、アッブデートを止めているPCがあれば、それを使ってください。
その上で、
コンパイルを行って、問題の出るPCで開いて確認。
VBA一式を削除してインポートし直し、問題の出るPCで開いて確認。
等々、何通りか対処してみましょう。
当然VBAは無くなりますが、シートは残っているはずですので、それで構いません。
エクスポートして確保してあるVBA一式を、インポートもしくはコピペで貼りつけるなりして回復させてください。
VBAだけを別途取り出す
以下は最終手段ではありますが、今回の件に限らず、VBA救出の手段として覚えておくと良いでしょう。
元のファイルをコピーし、コピーしたファイルで実行してください。
拡張子を変更する:.xlsmを.zip
「プログラムから開く」→「エクスプローラー」
以下の画像は、たまたま手持ちで発生したファイルになりますので、
細部の構成が若干違うと思いますが、気にしなくて良いです。
これを仮に、確保VBA(vbaProject.bin)とします。
xlsmに戻したら、エクスプローラーは閉じてください。
新規ブックを作成する
2.Alt + F11 でVBEを起動
3.標準モジュールの挿入
これだけ入力してEnterで構いません。
要は何でも良いので、プロシージャーを1つ作ります。
新規xlsmを.zipにしてエクスプローラーで開く
xlsmに戻したら、エクスプローラーは閉じてください。
新規xlsmを開いてVBAを取り出す
さらに、元々作成した新規ブックはSheet1だけだったはずですが、シートモジュールまで増えているのも確認できます。
後は、エクスポートして元のファイルでインポートするなり、コードをコピペするなりして回復させてください。
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