練習問題30(マトリックス→リスト形式)解答
マクロVBA練習問題30の解答ページです。
マクロVBA練習問題
売上と仕入の、支店別年度別のマトリックス表があります。
これをリスト形式(データベース形式)のデータに変換してください。
以下の表をみて下さい。
縦横の項目の交点に数値が入っていて、ピボットテーブルのようなマトリックス表になっています。
これを1行1件のデータに変換してください。
いわゆる、「リスト形式」「データベース形式」に変換するという事です。
※上記表の全体を選択し、コピー(Ctrl+C)の後、エクセルのシートのA1セルに貼り付け(Ctrl+V)してください。
練習問題用のExcelファイル
このような表はエクセルを使っている現場では良く見かけます。
画面で見たり、印刷するには良いのですが、
このデータを他で使おうとした時に不便を感じたことはあるのではないでしょうか。
そこで、関数等で扱いやすいように以下のようなリスト形式(データベース形式)に変換します。
新規シート「練習30_解答」を挿入し、A1セルか上記表を作成してください。
出力する科目は、「売上」「仕入」だけにして、「仕入比」は不要です。
では、お考えください。
すぐに解答を見ずに、必ず自力で書けるとこまででも良いので書きましょう。
これをリスト形式(データベース形式)のデータに変換してください。
以下の表をみて下さい。
縦横の項目の交点に数値が入っていて、ピボットテーブルのようなマトリックス表になっています。
これを1行1件のデータに変換してください。
いわゆる、「リスト形式」「データベース形式」に変換するという事です。
A支店 | B支店 | C支店 | ||||||||
売上 | 仕入 | 仕入比 | 売上 | 仕入 | 仕入比 | 売上 | 仕入 | 仕入比 | ||
2017年 | 実績 | 1419 | 752 | 53.0% | 2167 | 1235 | 57.0% | 1828 | 1169 | 63.9% |
予算 | 1079 | 517 | 47.9% | 1160 | 730 | 62.9% | 1653 | 909 | 55.0% | |
2018年 | 売上 | 1328 | 717 | 54.0% | 1666 | 949 | 57.0% | 1932 | 1120 | 58.0% |
仕入 | 1305 | 835 | 64.0% | 2705 | 1406 | 52.0% | 1538 | 922 | 59.9% | |
2019年 | 売上 | 1097 | 658 | 60.0% | 2093 | 1318 | 63.0% | 1518 | 819 | 54.0% |
仕入 | 1385 | 803 | 58.0% | 2599 | 1273 | 49.0% | 2247 | 1325 | 59.0% |
このような表はエクセルを使っている現場では良く見かけます。
画面で見たり、印刷するには良いのですが、
このデータを他で使おうとした時に不便を感じたことはあるのではないでしょうか。
そこで、関数等で扱いやすいように以下のようなリスト形式(データベース形式)に変換します。
支店 | 年度 | 科目 | 区分 | 金額 |
A支店 | 2017年 | 売上 | 実績 | 1419 |
A支店 | 2017年 | 仕入 | 実績 | 752 |
B支店 | 2017年 | 売上 | 実績 | 2167 |
B支店 | 2017年 | 仕入 | 実績 | 1235 |
C支店 | 2017年 | 売上 | 実績 | 1828 |
C支店 | 2017年 | 仕入 | 実績 | 1169 |
A支店 | 2017年 | 売上 | 予算 | 1079 |
A支店 | 2017年 | 仕入 | 予算 | 517 |
B支店 | 2017年 | 売上 | 予算 | 1160 |
B支店 | 2017年 | 仕入 | 予算 | 730 |
C支店 | 2017年 | 売上 | 予算 | 1653 |
C支店 | 2017年 | 仕入 | 予算 | 909 |
A支店 | 2018年 | 売上 | 売上 | 1328 |
A支店 | 2018年 | 仕入 | 売上 | 717 |
B支店 | 2018年 | 売上 | 売上 | 1666 |
B支店 | 2018年 | 仕入 | 売上 | 949 |
C支店 | 2018年 | 売上 | 売上 | 1932 |
C支店 | 2018年 | 仕入 | 売上 | 1120 |
A支店 | 2018年 | 売上 | 仕入 | 1305 |
A支店 | 2018年 | 仕入 | 仕入 | 835 |
B支店 | 2018年 | 売上 | 仕入 | 2705 |
B支店 | 2018年 | 仕入 | 仕入 | 1406 |
C支店 | 2018年 | 売上 | 仕入 | 1538 |
C支店 | 2018年 | 仕入 | 仕入 | 922 |
A支店 | 2019年 | 売上 | 売上 | 1097 |
A支店 | 2019年 | 仕入 | 売上 | 658 |
B支店 | 2019年 | 売上 | 売上 | 2093 |
B支店 | 2019年 | 仕入 | 売上 | 1318 |
C支店 | 2019年 | 売上 | 売上 | 1518 |
C支店 | 2019年 | 仕入 | 売上 | 819 |
A支店 | 2019年 | 売上 | 仕入 | 1385 |
A支店 | 2019年 | 仕入 | 仕入 | 803 |
B支店 | 2019年 | 売上 | 仕入 | 2599 |
B支店 | 2019年 | 仕入 | 仕入 | 1273 |
C支店 | 2019年 | 売上 | 仕入 | 2247 |
C支店 | 2019年 | 仕入 | 仕入 | 1325 |
新規シート「練習30_解答」を挿入し、A1セルか上記表を作成してください。
出力する科目は、「売上」「仕入」だけにして、「仕入比」は不要です。
すぐに解答を見ずに、必ず自力で書けるとこまででも良いので書きましょう。
シンキングタイム
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ExcelマクロVBA入門
書くべきマクロVBAが分からない時は、
ここでじっくり勉強してから再チャレンジしてください。
VBA入門シリーズは、マクロVBAを実務で自在に使いこなし業務を効率化・自動化できるようになることを目的としています。始めはより詳しく丁寧に解説しつつ少しずつ難易度を上げることで無理なく学習を進められるようにしています。「マクロ」と「VBA」の違い マクロはエクセルの操作を自動化する機能であり、
書くべきマクロVBAが分からない時は、
ここでじっくり勉強してから再チャレンジしてください。
マクロVBA練習問題解答
では解答のマクロVBAコードです。
※.Valueは適宜省略しています。
上記VBAの解説は不要でしょう。
マクロVBA内の洋書にはコメントを入れていますので、じっくり読み解いてみてください。
練習問題をこの30問まで順に進めてきた方であれば、このVBAを読むことは難しくないでしょう。
難しい技術は何も使っていません。
マクロVBAをある程度覚えたら、後はVBAをどこまでスムーズに書けるようになるかが問題です。
これを習得するには、繰り返し練習以外には方法がありません。
いくら書籍やWEBページを読んでも、実際にVBAをスラスラ書けるようにはならないと思います。
実際に手を動かして、マクロVBAを書く練習をしてください。
※.Valueは適宜省略しています。
Sub 練習問題30()
Dim ws1 As Worksheet
Set ws1 = Worksheets("練習30")
Dim ws2 As Worksheet
Set ws2 = getSheet("練習30_解答")
With ws2
.Cells.Clear
.Range("A1") = "支店"
.Range("B1") = "年度"
.Range("C1") = "科目" '売上/仕入
.Range("D1") = "区分" '実績予算
.Range("E1") = "金額"
.Select
End With
Dim iRow As Long, iCol As Long '入力シートの行列
Dim rMax As Long, cMax As Long '入力シートの最大行列
rMax = ws1.Cells(ws1.Rows.Count, 2).End(xlUp).Row
cMax = ws1.Cells(2, ws1.Columns.Count).End(xlToLeft).Column
Dim i As Long '出力シートの行
i = 2
For iRow = 3 To rMax
For iCol = 3 To cMax
'Ifでも良いが、拡張性を考えてSelect Caseにしています
Select Case ws1.Cells(2, iCol).Value
Case "売上", "仕入"
ws2.Cells(i, 1).Value = ws1.Cells(1, iCol).MergeArea.Item(1)
ws2.Cells(i, 2).Value = ws1.Cells(iRow, 1).MergeArea.Item(1)
ws2.Cells(i, 3).Value = ws1.Cells(2, iCol).Value
ws2.Cells(i, 4).Value = ws1.Cells(iRow, 2).Value
ws2.Cells(i, 5).Value = ws1.Cells(iRow, iCol).Value
i = i + 1
End Select
Next
Next
End Sub
'シート名が無ければ挿入、あればそれを返す
Function getSheet(ByVal argName As String) As Worksheet
Dim ws As Worksheet
For Each ws In Worksheets
If LCase(StrConv(ws.Name, vbNarrow)) = LCase(StrConv(argName, vbNarrow)) Then
'存在した場合は削除してExit Forでも良い
Set getSheet = ws
Exit Function
End If
Next
'シート挿入して名前変更
Set getSheet = Worksheets.Add
getSheet.Name = argName
End Function
上記VBAの解説は不要でしょう。
マクロVBA内の洋書にはコメントを入れていますので、じっくり読み解いてみてください。
難しい技術は何も使っていません。
マクロVBAをある程度覚えたら、後はVBAをどこまでスムーズに書けるようになるかが問題です。
これを習得するには、繰り返し練習以外には方法がありません。
いくら書籍やWEBページを読んでも、実際にVBAをスラスラ書けるようにはならないと思います。
実際に手を動かして、マクロVBAを書く練習をしてください。
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