ユーザーに絶対に停止させたくない場合のVBA設定
ユーザー操作によりマクロVBAが実行中に停止させられてしまう場合があります。
再実行可能であれば問題ありませんが、途中で強制停止された場合のデータ保証が出来ないと言った場合もあるでしよう。
「Esc」
「Ctrl」+「Break」
これらのキーによりVBAが停止しては困る場合もあります。
ユーザーに絶対に停止させないVBA
※言うまでもないですが、実行は自己責任でお願いします。
Sub 止められるものなら止めてみろ()
Application.Interactive = False
Application.EnableCancelKey = xlDisabled
Dim i As Long
For i = 1 To 10
'以下は適当に入れたもので特段の意味はありません。
Application.Wait Now() + TimeSerial(0, 0, 1)
DoEvents
MsgBox WorksheetFunction.Rept("ムダ!", i)
Next
Application.Interactive = True
Application.EnableCancelKey = xlInterrupt
MsgBox "ムダな悪あがきでしたね!"
End Sub
Application.EnableCancelKey
| xldisabled | 割り込みを無視します。 |
| xlErrorHandler | このエラーは、On Error GoToステートメントでトラップできます。 エラーコードは18です。 |
| xlInterrupt | デバッグ、終了などを行えるように、実行中のプロシージャを停止します。 |
xldisabledを使用した場合、キー操作でマクロVBAを中断させることはできません。
同様に、xlErrorHandlerを使用していてもエラーハンドラーが常にResumeステートメントを使用して戻る場合は、停止させることはできません。
マクロ実行が終了した後は、自動的にxlInterruptに設定されます。
Application.Interactive
通常、このプロパティはTrueです。
このプロパティをFalseに設定すると、キーボードおよびマウスからのすべての入力がブロックされます (コードによって表示されるダイアログボックスへの入力を除く)。
マクロの終了前に必ず設定をTrueに戻してください。
マクロ実行が終了しても、このプロパティは自動的にはTrueに戻りません。
解説
Application.EnableCancelKey = xlDisabled
これだけでも良いと思われますが、更に念には念を入れて、
Application.Interactive = False
こちらも入れています。
Interactiveについては、マクロ終了後も戻らないので、必ずTrueに戻してください。
ユーザーに絶対に停止させないVBAの実行結果



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