WorksheetFunction.Matchで配列を指定した場合の制限について
WorksheetFunctionでMatchを使いデータ検索する事は良くあります。
Sub sample1()
Dim i As Long
Dim ary As Variant
ary = Range("A1:A10000")
・・・
i = WorksheetFunction.Match("***", ary, 0)
・・・
End Sub
これは正しく動作します。
Sub sample2()
Dim i As Long
Dim ary As Variant
ary = Range("A1:A70000")
・・・
i = WorksheetFunction.Match("***", ary, 0)
・・・
End Sub
これはエラーとなります。
要約すると、
「以前は確かにエラーだったが、最近確認したら問題なく検索できた」
ということでした。
そこで、改めて確認しましたところ、
Excel2013以降では、この制限はなくなっていることが確認できました。
ただし、
Excel2010では変わらずにエラーとなります。
Excel2010もまだまだ健在ではありますが、
マクロを共有する範囲のPCにおいてExcel2013以降しか存在しないのであれば、この制限は気にしなくても良いという事になります。
この誤解について、以下の記事で解説しています。
「VBA Match関数の限界」についての誤解
同じテーマ「マクロVBA技術解説」の記事
フォルダー・ファイル・ブック・シートの文字制限
Excel2013におけるScreenUpdatingの問題点
Dir関数の制限について
よくあるVBA実行時エラーの解説と対応
Application.Goto使用時の注意
ScreenUpdating=False時にエラー停止後にシートが固まったら
標準スタイル違いの問題点:標準フォント複写、列幅をピクセルで合わせる
VBAでエラー行位置(行番号)を取得できるErl関数
WorksheetFunction.Matchで配列を指定した場合の制限について
VBAでシート関数使用時の配列要素数制限
新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る
エクセル関数辞典 AI版|エクセル入門(6月10日)
生成AIと100本ノック 28本目:シートをブックに分割|生成AI活用研究(6月8日)
生成AIと脱Excelの時代:ブラックボックスと共に進む知的変革|生成AI活用研究(2025-06-08)
生成AIと100本ノック 27本目:ハイパーリンクのURL|生成AI活用研究(6月7日)
生成AIと100本ノック 26本目:ファイル一覧作成|生成AI活用研究(6月6日)
AI時代のプログラミング再考:記述の自由と知の民主化|生成AI活用研究(2025-06-06)
Excel×スプレッドシート連携:HTTP GETで学ぶGAS API設計入門|生成AI活用研究(2025-06-04)
AI×ひらめき ― 「ネタ」が飛躍する創造の増幅プロセス|生成AI活用研究(2025-06-03)
Googleカレンダーの日本の祝日をGASとExcelで取得する ~APIキー不要、XML連携ガイド~|生成AI活用研究(2025-06-02)
究極のVBA転記プロンプト公開!あなたの事務作業を劇的に効率化|生成AI活用研究(2025-06-02)
アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る
1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
3.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
4.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
5.RangeとCellsの使い方|VBA入門
6.FILTER関数(範囲をフィルター処理)|エクセル入門
7.メッセージボックス(MsgBox関数)|VBA入門
8.セルのクリア(Clear,ClearContents)|VBA入門
9.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs)|VBA入門
10.マクロとは?VBAとは?VBAでできること|VBA入門
- ホーム
- マクロVBA応用編
- マクロVBA技術解説
- WorksheetFunction.Matchで配列を指定した場合の制限について
このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。