VBA入門
セルのコピー・カット&ペースト(Copy,Cut,Paste)

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2021-09-06

第40回.セルのコピー・カット&ペースト(Copy,Cut,Paste)


あるセルをコピーまたはカットして、別のセルに貼り付けるマクロVBAの説明です。


セルを同じシートの別のセルにコピーしたり、セルを別のシートにコピーしたりするVBAになります。

手作業で、
セルをコピー(Ctrl+C)またはカット(Ctrl+X)して、他のセルに貼り付け(Ctrl+V後にESCまたはEnter)
これと同じ動作をするマクロVBAになります。


セルをコピー(複写)する場合

A1セルをB1セルにコピー貼り付けする場合

Range("A1").Copy
Range("B1").Select
ActiveSheet.Paste
Range("C1").Select
ActiveSheet.Paste
Application.CutCopyMode = False

このように記述します。

Range("A1").Copy
これはA1セルをクリップボードにコピーします。

Range("B1").Select
ActiveSheet.Paste
アクティブシートのB1セルに貼り付けます。

Range("C1").Select
ActiveSheet.Paste
アクティブシートのC1セルに貼り付けます。
この記述方法ではアクティブシートのアクティブセル以外には、貼り付けできません。

Application.CutCopyMode = False
コピーモード(セルの周りが点々の状態)を解除します。

セル範囲を指定できます。
例."A1:C5"

あまり必要性は無いと思いますが、離れた複数箇所のセル範囲は基本的には指定できません。
例."A1:B10,C11:D20"
これについては、下で詳しく説明します。


セルを切り取る(移動する)場合

A1セルをB1セルにカット貼り付けする場合

Range("A1").Cut
Range("B1").Select
ActiveSheet.Paste

Range("A1").Cut
A1セルを切り取りします。

Range("B1").Select
ActiveSheet.Paste
アクティブシートのB1セルに貼り付けます。
A1セルは、クリアされた(初期)状態になります。

Cutの場合はCopyと違い、Paste(貼り付け)した時点で、
コピーモード(セルの周りが点々の状態)が解除されます。
つまり、繰り返し貼り付けはできないという事になります。

セル範囲を指定できます。
例."A1:C5"

あまり必要性は無いと思いますが、離れた複数箇所のセル範囲は基本的には指定できません。
例."A1:B10,C11:D20"
これについては、下で詳しく説明します。


セル範囲のコピーについて

Range("A1:B10").Copy ・・・ ○
Range("A1,B5").Copy ・・・ ×
Range("A1,B5,C10").Copy ・・・ ×
Range("A1:B10,C11:D20").Copy ・・・ ×

上記の×は実行できません。
複数のセル範囲(離れた場所にあるセル範囲)はCopyはできません。

※行範囲が同じであったり列範囲が同じ場合は、複数範囲でもコピーできます。
例えば、
Range("A1:B10,D1:E10").Copy
これならコピーできます。

これらの違いは、シート上で実際にやってみれば直ぐに分かります。
ただし、マクロで処理する場合は、
複数範囲なら複数回(VBAを複数行に分けて記述して)に分ければ良いので、
実際にマクロVBAで使う必要はないでしょう。


別のシートにコピーする場合

Range("A1").Copy
Sheets("シート名").Select
Range("B1").Select
ActiveSheet.Paste
Application.CutCopyMode = False 

このように、
シート選択すれば良い事は直ぐに理解できる事と思います。

しかし、
いずれにしてもアクティブシートにしか貼り付けできないのは不便です。
以下のように書く事で、アクティブシート以外にもコピーできます。


アクティブシート以外へのコピー

Sheets("シート名1").Range("セル番地").Copy Destination:=Sheets("シート名2").Range("セル番地")

Destination:=
これは、名前付き引数です。
引数が1つなので、引数名は省略してもよいでしょう。

Copy Destinationの使用例

Sheets("Sheet1").Range("A1").Copy Sheets("Sheet2").Range("A1")

また、.Cutで切り取りも使用できます。

Sheets("Sheet1").Range("A1").Cut Sheets("Sheet2").Range("A1")

コピー方法は、アクティブシートへのコピーでも使えます。
従って、
マクロVBAでは、アクティブシート以外へのコピー

Sheets("シート名1").Range("セル番地").Copy Destination:=Sheets("シート名2").Range("セル番地")

これだけを覚えて使用するようにすれば良いでしょう。

このDestinationを指定したマクロVBAのCopyは、
セルの境界をクリックし、Ctrlを押しながらドラッグ&ドロップ
この操作をマクロ記録した時のVBAコードになります。

マクロ VBA セルのコピー

セルの境界にマウスカーソルを当てると、
マクロ VBA セルのコピー
この形になります。
Ctrlを押すと下の形状になります。
マクロ VBA セルのコピー

Ctrlキーを押したままドラッグ&ドロップ
※ドロップの時点で、Ctrlが押されていればコピー、Ctrlが押されていなければ移動になります。

実際に「マクロの記録」で、いろいろなコピーのVBAコードを確認してみてください。


セルのコピーについてのサイト内参考ページ

以下も参考にしてください。

第13回.セルのコピペ方法を知る(CopyとPaste、さらに)|マクロVBA再入門
・セルをコピーして貼り付け ・セルをコピーして値貼り付け ・セルをコピーして書式貼り付け ・PasteSpecial(値貼り付け、書式貼り付け等)の細かい指定 ・もっと簡単なコピペ方法はないものか ・もっと効率的な「セルをコピーして貼り付け」 ・マクロならではの「値のコピー」 ・「セルのコピペ方法を知る」のまとめ ・ExcelマクロVBA入門等の対応ページ
第6回.別のシートにコピーする|マクロ記録でVBA
前回作成した100マスを別のシートにコピーしてみましょう。ここでは、「Sheet1」に100マスがあり、それを「Sheet2」へコピーします。いまは、「Sheet1」が開いていて、セルA1がアクティブになっています。




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