SUMIF関数(検索条件に一致するセルの合計)
エクセル入門 > 数式 > SUMIF関数(検索条件に一致するセルの合計)>
または、
範囲の中で、指定した条件を満たすセルに対応する合計範囲のセルの値を合計します。
SUMIF関数の書式
SUMIF(範囲,検索条件[,合計範囲])>
※[ ]で囲まれている部分は省略可能です。
合計範囲を省略した場合は、範囲のセルが合計されます。
※[ ]で囲まれている部分は省略可能です。
範囲
条件によって評価するセル範囲を指定します。
検索条件
計算の対象となるセルを定義する条件を、数値、式、セル範囲、文字列、または関数で指定します。
文字列条件、または論理記号や数学記号を含む条件は、二重引用符 (") で囲む必要があります。
条件が数値の場合、二重引用符は不要です。
※ワイルドカードが使用できます。後述します。
文字列条件、または論理記号や数学記号を含む条件は、二重引用符 (") で囲む必要があります。
条件が数値の場合、二重引用符は不要です。
※ワイルドカードが使用できます。後述します。
合計範囲
範囲で指定したセル以外のセルを加算する場合は、加算する実際のセルを指定します。
合計範囲を省略すると、範囲で指定したセル(条件が適用されるセル)が加算されます。
合計範囲を省略すると、範囲で指定したセル(条件が適用されるセル)が加算されます。
SUMIF関数の使用例
A | B | |
1 | りんご | 160 |
2 | みかん | 120 |
3 | なし | 170 |
4 | かき | 110 |
5 | りんご | 180 |
6 | みかん | 130 |
7 | みかん | 150 |
8 | なし | 190 |
9 | かき | 100 |
10 | りんご | 140 |
=SUMIF(A:A,"みかん",B:B)>
A列が"みかん"に対応するB列の、B2,B6,B7を合計し400になります。
=SUMIF(A1:A10,"みかん",B1:B10)>
これでも結果は同じですが、データの増減を考慮して、列で指定した方が良いでしょう。
B列が160以上である、B1,B3,B5,B8を合計し700になります。
条件式全体を二重引用符 ("") で囲む必要があります。
=SUMIF(B:B,">="&C1)>
とします。
このようにしてしまう事がありますが、
これでは">=C1"という文字列を指定した事になってしまいます。
ワイルドカード
検索条件には、半角の疑問符(?)または半角のアスタリスク(*)をワイルドカード文字として使用できます。
疑問符(?)は任意の1文字を表し、
アスタリスク(*)は任意の文字列(0個または1個以上の文字)を表します。
ワイルドカード文字ではなく、通常の文字として疑問符やアスタリスクを検索する場合は、その文字の前に、"~*" のように半角のチルダ (~) を付けます。
=SUMIF(A:A,"*ん*",B:B)>
A列で"ん"の文字を含む、A1,A2,A5,A6,A7,A10に対応する、
B1,B2,B5,B6,B7,B10の合計し880になります。
"*ん*">と指定すると(○は何らかの文字を表すとして)
○ん○
ん○○
○○ん
のいずれでも対応します。
もし最期が"ん"で終わる場合のみを対象とする場合は、
"*ん"
と指定します、上表の場合は"みかん"のみ対象となります。
疑問符(?)は任意の1文字を表し、
アスタリスク(*)は任意の文字列(0個または1個以上の文字)を表します。
ワイルドカード文字ではなく、通常の文字として疑問符やアスタリスクを検索する場合は、その文字の前に、"~*" のように半角のチルダ (~) を付けます。
A列で"ん"の文字を含む、A1,A2,A5,A6,A7,A10に対応する、
B1,B2,B5,B6,B7,B10の合計し880になります。
"*ん*">と指定すると(○は何らかの文字を表すとして)
○ん○
ん○○
○○ん
のいずれでも対応します。
"*ん"
と指定します、上表の場合は"みかん"のみ対象となります。
SUMIF関数の応用例
SUMIF関数の良くある間違い
複数条件の合計・件数
ワイルドカードが使える関数
数式.SUMIFS関数、COUNTIFS関数.AVERAGEIFS関数(複数条件)
エクセルの関数の中で最も頻繁に使われる関数と言っても過言ではないSUMIF関数ですが、間違った指定をして、合計が合わずに悩み続けて時間を浪費してしまうことあります、そういう間違いで最も多いのが、範囲と合計範囲の指定間違いです。まずは、SUMIF関数の確認 SUMIF関数 範囲の中で、指定した条件を満たすセルの値を合…
複数条件の合計・件数
・サンプルデータ ・複数条件の合計 ・複数条件の件数 ・スピルと新関数
ワイルドカードが使える関数
・ワイルドカードについて ・データベース関数を除くExcel2003までの関数 ・データベース関数を除くExcel2007以降 ・2020年3月現在のOffice365 ・ワイルドカードの使用例
数式.SUMIFS関数、COUNTIFS関数.AVERAGEIFS関数(複数条件)
SUMIFS関数は、SUMIF関数の条件が複数指定できるようになったものです。COUNTIFS関数は、COUNTIF関数の条件が複数指定できるようになったものです。・COUNTIF関数の書式・COUNTIF関数の使用例・COUNTIF関数でワイルドカードを使用・COUNTIF関数の応用例 AVERAGEIFS関数は、
・文字列関数 ・日付と時刻の関数 ・情報関数 ・論理関数 ・検索/行列関数 ・数学/三角関数 ・統計関数 ・財務関数 ・エンジニアリング関数 ・データベース関数 ・アドイン/オートメーション ・キューブ ・Microsoft Office のサポート
ワークシート関数の一覧(2010以降)
・Excel2010で追加されたワークシート関数 ・Excel2013で追加されたワークシート関数 ・Excel2016/Excel2019で追加されたワークシート関数 ・Excel2021で追加されたワークシート関数 ・Excel2021より後の365で追加されたワークシート関数 ・Microsoft 365 Insider ・Microsoft「Office のサポート」
同じテーマ「エクセル入門」の記事
・SUM関数の書式 ・SUM関数の使用例 ・オートSUM ・SUM関数の応用例
IF関数(条件を満たしているかどうかを判定)・IF関数の書式 ・IF関数の使用例 ・IF関数の応用例
関数のネスト関数の引数に、さらに関数を入れる事をネスト(入れ子)と言います。関数のネストは、Excel2003までは、最大7 Excel2007以降では、最大64 このようになっています。しかし、複雑な関数のネストは数式を難解なものとしてしまい、後々の変更や他人が見た時に解らなくなってしまいます。
SUMIF関数(検索条件に一致するセルの合計)COUNT関数(セル値が数値の個数)
セル範囲に含まれる、数値が入っているのセルの個数を数えます。引数には、セル参照、またはセル範囲が指定できます。COUNT関数の書式 COUNT(値1[,値2,…]) ※[]で囲まれている部分は省略可能です。
COUNTA関数(空白以外のセルの個数)・COUNTA関数の書式 ・COUNTA関数の使用例 ・COUNTA関数の応用例
COUNTIF関数(検索条件に一致するセルの個数)・COUNTIF関数の書式 ・COUNTIF関数の使用例 ・COUNTIF関数でワイルドカードを使用 ・COUNTIF関数の応用例
VLOOKUP関数(範囲の左端列で値検索し対応セル値)・VLOOKUP関数の書式 ・VLOOKUP関数:近似一致(検索方法=TRUE)の使用例 ・VLOOKUP関数:完全一致(検索方法=FALSE)の使用例
HLOOKUP関数(範囲の上端行で値検索し対応セル値)検索値で、セル範囲の最初の行を検索し、その範囲の同じ列にある指定行位置のセルから値を返します。Vは横方向(horizontal)の意味です。つまり横方向の表に対して、検索値を横に探す場合に使用します。
AND関数(すべての引数がTRUEのときにTRUE)すべての引数がTRUE(真)と評価された場合はTRUE(真)を返します。引数のうち一つでもFALSE(偽)と評価された場合はFALSE(偽)を返します。AND関数の書式 AND(論理式1[,論理式2],...) 論理式1 TRUEまたはFALSEに評価できるテスト対象の1つ目の条件。
OR関数(いずれかの引数がTRUEのときにTRUE)いずれかの引数がTRUE(真)のとき、TRUE(真)を返します。引数がすべてFALSE(偽)である場合は、FALSE(偽)を返します。OR関数の書式 OR(論理式1[,論理式2],...) 論理式1 TRUEまたはFALSEに評価できるテスト対象の1つ目の条件。
新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る
ブール型(Boolean)のis変数・フラグについて|VBA技術解説(2024-04-05)
テキストの内容によって図形を削除する|VBA技術解説(2024-04-02)
ExcelマクロVBA入門目次|エクセルの神髄(2024-03-20)
VBA10大躓きポイント(初心者が躓きやすいポイント)|VBA技術解説(2024-03-05)
テンキーのスクリーンキーボード作成|ユーザーフォーム入門(2024-02-26)
無効な前方参照か、コンパイルされていない種類への参照です。|エクセル雑感(2024-02-17)
初級脱出10問パック|VBA練習問題(2024-01-24)
累計を求める数式あれこれ|エクセル関数応用(2024-01-22)
複数の文字列を検索して置換するSUBSTITUTE|エクセル入門(2024-01-03)
いくつかの数式の計算中にリソース不足になりました。|エクセル雑感(2023-12-28)
アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る
1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
3.RangeとCellsの使い方|VBA入門
4.ひらがな⇔カタカナの変換|エクセル基本操作
5.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
6.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
7.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs)|VBA入門
8.並べ替え(Sort)|VBA入門
9.セルのクリア(Clear,ClearContents)|VBA入門
10.Findメソッド(Find,FindNext,FindPrevious)|VBA入門
このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。