VBA関数
Dir関数

Excelマクロで必須のVBA関数を入門・初級・初心者向けに詳細解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2021-08-26

Dir関数


Dir関数は、指定したパターンやファイル属性と一致するファイルまたはフォルダの名前を返します、
ドライブのボリューム ラベルも取得できます、
文字列型 (String) の値を返します。


Dir関数

Dir[(pathname[, attributes])]

pathname
省略可能です。
ファイル名を表す文字列式を指定します。
フォルダ名およびドライブ名も含めて指定できます。
引数 pathname に指定した内容が見つからないときは、長さ0の文字列 ("") を返します。

attributes
省略可能です。
取得するファイルが持つ属性の値の合計を表す数式または定数を指定します。
省略すると、標準ファイルの属性になります。

定数 内容
vbNormal 0 標準ファイル
vbReadOnly 1 読み取り専用ファイル
vbHidden 2 隠しファイル
vbSystem 4 システム ファイル。Macintosh では使用できません。
vbVolume 8 ボリューム ラベル。この値を指定すると、すべての属性は無効になります。Macintosh では使用できません。
vbDirectory 16 フォルダ
vbAlias 64 エイリアス ファイル。Macintosh でのみ使用できます。

複数のファイルを指定するための "*" (アスタリスク) および "?" (疑問符) のワイルドカード文字を使用できます。

Dir関数は、引数pathnameと一致する最初のファイル名を返します。
フォルダ内のすべてのファイルに対して繰り返して処理を実行する場合は、引数を指定せずにDir を実行してください。

一致するファイル名がない場合は、Dir関数は長さ0の文字列を返します。
長さ0の文字列が返された場合は、次にDir関数を呼び出すときに引数pathnameを再び指定しなければなりません。
現在の引数pathnameと一致するファイル名をすべて取得していなくても、途中で引数 pathnameの指定を変更できます。

Dir関数の使用例

変数 = Dir("C:\*.xls")
Do While 変数 <> ""
  '・・・
  変数 = Dir()
Loop

Cドライブ直下のエクセルファイルを全て取得しています。
拡張子で*.xlsと指定した場合、.xls,.xlsx,.xlsmの全てが対象となります。

Dir関数の詳細は、第79回.ファイル操作Ⅰ(Dir)|VBA入門 こちらで詳しく解説しています。

VBAでは、フォルダのファイル一覧を取得したりファイルの存在確認をする事が出来ます、Dir関数は、指定したパターン(ワイルドカード)やファイル属性と一致するファイルまたはフォルダの名前を表す文字列の値を返します。引数に指定したファイルが存在するとそのファイル名を返し、存在しないと空欄を返します。


Office VBA リファレンス Dir関数

※VBA関数一覧
マクロVBA関数の一覧と解説です、どんな関数があるかは一度は確認しておくとをお勧めいたします。どんな関数があるだけでも知っておけば、詳細の使い方は実際に使うときに調べても良いでしょう。文字列操作…34 分岐…3 型変換…14 データ判定…10 日付時刻…20 配列…6 ファイル操作…14 数学/財務…28 その他……



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