VBA技術解説
オートフィルタ(AutoFilter)の使い方まとめ

ExcelマクロVBAの問題点と解決策、VBAの技術的解説
公開日:2015-01-28 最終更新日:2015-08-16

オートフィルタ(AutoFilter)の使い方まとめ

オートフィルタはエクセルの中でもデータ処理において非常に強力なものです、
特に大量データの処理には書くことのできない機能となっています。
しかし、使い方が難しく、またバージョン違いの影響が大きく、使いずらい物となっていて、問い合わせを受ける事も多いです。


今まで、オートフィルタに関する記事は、いくつかの書いてきました。
まずは、以下の記事をお読み頂きたい。

マクロの記録でVBA:第18回.オートフィルタ
フィルタをやりましょう。まあ、表計算らしい機能ではあります。では、マクロの記録です、データは何でも良いでしょう。1.マクロの記録 2.フィルタ 3.1のみ選択…たまたま1のデータを入れただけです。4.記録終了 作成れたマクロは、2003の場合は、Selection.AutoFilterSelection.AutoF…

マクロの記録でVBA:第19回.オートフィルタ2
前回の続きで、フィルタをやります。以下の表で説明します。では、マクロの記録です。まずは、日付の絞り込みです。1.マクロの記録 2.A1を選択 3.フィルタ 4.2011/6/5のみ選択 5.記録終了 作成れたマクロは… (コメント行は省略します) 上は、2010or2007でのマクロの記録です。

マクロVBA入門:第89回.オートフィルタ(AutoFilter)
・Range.AutoFilterメソッド ・AutoFilterModeプロパティ ・AutoFilterオブジェクト ・オートフィルタのVBA使用例 ・日付のフィルタ ・オートフィルタまとめ

マクロVBAサンプル集:オートフィルター(AutoFilter)
エクセルでは、定番機能のフィルターです。「Sheet1」のA列でフィルターし、「Sheet2」へコピーします。ごく基本的なフィルターです。フィルターのセル範囲指定は、いろいろな指定が可能です。「連続セル範囲の選択 」も参考にして下さい。

マクロVBAサンプル集:日付のオートフィルタ(AutoFilter)
とても便利なオートフィルターですが、日付となると、結構大変です。以下の表で説明します。普通は、こんなように指定します。Operator:=xlFilterValues は2007以降で追加された機能です。

それぞれでVBAの記述について解説していますが、
とても覚えきれるものではありませんし、
かなり面倒なシロモノであることは間違いありません。

何が面倒かというと、
Criteria
の指定方法です。
Criteria1だけで、かつ数値・文字なら、それほどの問題はないのですが、
複数の値や日付のオートフィルタは、とても面倒なものです。

まず最初に考えるべきは、1フィールド(1列)で1値での絞り込みにすることを考えましょう。
どういう事かというと、
ある列の絞り込みで、"a"と"b"を絞り込みたいのなら、
作業列を追加して、"a" or "b" のとき1、それ以外は0を入れます。
そして、作業列で絞り込むようにします。
例.
A列で、"a"と"b"で絞り込むなら
とりあえず100行までとして、
B列に、
For i = 2 To 100
  If Cells(i, 1) = "a" Or Cells(i, 1) = "a" Then
    Cells(i, 2) = 1
  Else
    Cells(i, 2) = 0
  End If
Next

とします。
これでB列でオートフィルタすれば良いわけです。


しかし、ここで問題が発生します。
一行ずつにデータを入れていたら、大量データの時は、それだけで多大な時間がかかってしまいます。
それを解決させるには、配列を使用して、セルへの一括更新のテクニックを使います。

Dim i As Long
Dim ary
ary = Range("A1:B100")
For i = 2 To 100
  If ary(i, 1) = "a" Or ary(i, 1) = "a" Then
    ary(i, 2) = 1
  Else
    ary(i, 2) = 0
  End If
Next
Range("A1:B100") = ary

このようにセルとのやりとりは一括で処理するようにします。
これでB列でオートフィルタすれば高速処理が実現できます。
サンプルのコードはかなり簡易的に書いていますので適宜変更して下さいね。


エクセルの機能を活用しつつ、
オブジェクト操作による、マクロが遅いという問題点を解消します。

マクロVBAでは、単一機能を覚えても、なかなか使いこなせません。
複数の機能を上手に組み合わせることが最も重要で、最も難しいことになります。



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